「何でって...これから記録始めるから?」 「疑問形で返すな。てか、お前種目何なんだよ」 「種目?強いて言うならハードルかな」 「いや、これから記録とるんだろ。準備しろよ」 「準備バッチリだけど」 はぁ?と声を上げた城川に、早瀬はにっこりと笑った。 「記録、ぶっちぎりトップとれよ。期待してるから」 そう言うと、早瀬はヒラヒラと手を振って歩いていってしまった。 はぁ? 意味がわかんねぇんだけど...