キィィ…パタン。
屋上に出ると大好きな人の背中があった。

近藤がゆっくり振り返った。

「佐々倉?あれ、あいつらは?」

どーしよ、やばい

「あっ、あの、何か先に行っててって言われて」

「そっか」

「…じゃなくて」

「え?違うの?笑」

「近藤?」

「どした?」

いけっ私!
「あの…ね?私ね?
近藤の優しいとことか、バカなとことか、男らしいとことか…全部、近藤の全部が好きなのっ////」

「うそ…だろ//?」

ほら、近藤困っちゃったよ

「ごめん」

あ、ふら…れた。
どーしよ涙が。

「ううん、いーの‼
気持ち伝えたかっただけ「違う!」
近藤が私に重ねて言ってきた。

何がちがうの?

「あー。もー、何で先に言っちゃうかなーこのバカっ//
俺だって好きだよ。告白くらい俺からさせろよな!」

「う…そ?」

「うそじゃねーよ//
ずっと好きだった。俺の彼女になってください//ニコッ」

私は嬉しくてまた涙が溢れた。

「お、お願いします///」

そーしたら近藤が
「もー泣くなよー…優菜//」
と言ってわたしを抱きしめた。