「ごめん!俺、告白されて付き合うことになったから。しばらくお前と一緒に帰れない。」



二人で学校帰りのマクドで食事してたら、突然、照れた顔で吉良は言った。


「ええ!?誰?誰と付き合ったの?」


「……佐々木瑠璃。」


「え!?あの学内1の美女佐々木と!?」


「そう。あの佐々木と。」


「……マジで?」


「マジデス。」


私達は数秒間固まった。


プッと息を吐き出しあたしは大笑いした。


「なんでよりによってこんな平凡な男選ぶのかね??」

「なっ!?ひでー!きっと平凡な俺を気に入ってくれたんだよ。」

「平凡ってこと否定しないのかよ!」


この時は、心の底から二人で笑いあっていたと思う。





多分、

この幼馴染みというあたし達の関係が消えることはないと思っていたからー……。