そうして、高良くんはその場を後にした。 「無理言ってまで椎奈に会いたいッてカナダから戻ってきて…すげぇな、高良。」 「…うん。 すごい、嬉しかった。」 「だから…柚紀も昨哉も連れて、皆で高良のこと送ってやろうな。」 「うんッ!!」 「んじゃ、寝るか。 …あ、明日迎えに行く。 だから明日から学校一緒に行こうぜ。」 「うん。嬉しい。」 「俺も。 …おやすみ。」 高良くんも朝一緒についてきそうだな…。 でも、残り少ない時間は高良くんとも一緒にいたいな。 そう思った椎奈だった。