『離れたくない。』 キュポン。 音を立てて小瓶の蓋が開けられる。 『真悟!ばっちと離れたくない!』 ぼろぼろと流れる涙を、止めることなく俺を見る。 『離れたくないよ!』 無理やりあゆみの手のひらに ばっちを握らせた。 『ダメ!』 今にも風に飛ばされそうなばっちを 必死に握りしめるあゆみ。 俺は涙を堪えることが出来なかった。 「手を…広げようあゆみ。」