渋い緑色の椅子は、星を映す機械を中心に円を書いて並んでいる。 真悟の横にそっと座ったあゆみを見て、ついつい笑ってしまう。 好きで好きで感情を露にするあゆみを、真悟はたまにうっとうしがるけど。 どうも満更でもないらしい。 別にといい続ける男と、私なんかといい続ける二人は、いつまでも平行線だ。