結局、あなたしか。

キーンコーン

「チャイム鳴った!
原~待たせてごめん」

『ん~ん、別に
こうなることは薄々わかってました』

「うへぇ、そうですか~
…原?なんか顔赤くない?」

『…別にぃ』

あんな冷血野郎にどきどきしてる…

ないない…少女マンガか!

一人ツッコミしながら
気を紛らわす。

午後の授業は、
全然身が入らなかった。


「なぁ、原!」

いきなり呼び止められた。

私も佐倉も部活には入っていないので
放課後はすぐに学校を出る。

彼氏と帰ればいいのに、と言ったが
バスケ部は終わるの遅いから
待っていられないそうだ。

「萩田じゃーん」と佐倉が言う。

「ごめん佐倉、
原貸してー」

「えー今度学食で奢ってよ!
じゃあ原、先帰るね」

私に何の断りもなく
話が進んでいる…

「ごめん、いきなり…」

『別に大丈夫だよ』

ほんとは早く帰って
撮り溜めしてたドラマ見たかったのに…
と思いつつ嘘をついた。

「……あのな!
俺、原が好きだから!
付き合ってくれん?!」


………………え?