結局、あなたしか。

傘持ってきてないし。

駅まで微妙に遠いし。

がんばって走るかな…

そう思って駆け出しかけた瞬間

「あ……………えーと、
原愛子、さん、だ」

『……廣瀬太一さん。』

絶対今名前思い出せなかったですよね。

そう思いながら、
廣瀬くんが持ってる傘から
後光が差すように見えた。