カタチないもの。






4階から屋上にかけての誰もいない、屋上へ続く階段




優太くんに怒られるかな…



いや、でも行かなきゃ!

健くんの話聞かなきゃ!




私が階段を上って
屋上のドアをあけようとすると………






パシッ



誰かに腕を捕まれて
後ろを振り返る




「優太くん!?」



ギュッ


優太くんは私の手を握って
黙って階段をおりだした




「優太くん!?ねぇ、どこいくの!?わたし、健くんのとこ行かなきゃ!」




優太くんは聞きもせず
階段をどんどんおりていき


1階の裏口を出て
ひとけの校舎裏まできた