カタチないもの。





「あっ、あのさ、」



「どうしたの?」



すでに暗くなったグラウンドの横
部室の前の小さな明かりの下
急に呼び止めてきた、健くんの練習着がグラウンドの泥で真っ黒なのがわかる




「明日っ…、昼休みに屋上来て!//」



「えっ…」



健くんはそれだけ言うと、寮の方に走っていってしまった