カタチないもの。



でも、…………




「でも…野球うまいのに努力家なんじゃなくて、努力家だから野球うまいんじゃないかな………」



すると
健くんも優太くんも、ちょっとびっくりした顔でこっちを見た



「たしかに…そうだよなぁ………さすがマネージャーだねっ♪」



健くんがニコッと笑いながら言った



「………」


優太くんは黙ったまま、またバッティングを始めた




「あーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ビクッ



健くんがいきなり
何かを思い出したみたいに、大声を出した


優太くんもビックリしてバットを肩からおろした



「やべぇ…俺、今日先輩に頼まれてた事あったんだ!!!!」


「なに頼まれたんだよ」


「いや…ごめん!マネージャー!代わりに山崎にトスしてやってくんね?本当ごめん!俺いくわ!」



「う、うんわかった…」

私はいいけど…
なんか気まずいな


「お前なに頼まれたんだよ!」


ガラッ




優太くんの言葉は無視して、健くんは行ってしまった