カタチないもの。



優太くんが私に差し出したのは


病院の手帳だった。




「お前、病気なの?」


ドキッ




私は中学に入って
自分が病気であることが発覚した。


疲れたり、あまり激しい運動をしたりすると
心臓発作をおこしたり
すぐ気を失ったり
脳が停止したように
倒れてしまう
簡単に言うと
ぜんそくの酷いバージョン。

治る事はなくて
進行するらしい
薬でおさえているが

進行すると
記憶障害がでたりするらしい


死に至ることも



「おい、聞いてんの?」



「ごめん…」



「お前病気なの?って聞いてんだけど」




「……それ、見たんだよね?」



「…………」



「それ見てわかったよね?」