「結愛先輩、今回は良かったですよ! やっぱり結愛先輩は上手です!! 俺、本当はもっと結愛先輩は練習必要かなと思って 広夢に提案してみようかなと思いましたけど必要ありませんでしたね」 航平くんはベースを置いて、曲が終わった瞬間言いに来てくれた。 「ありがとう。まだまだなのは自分でもよく分かってるけど、 それでもさっき初めてみんなと一緒に未来にむかってを弾いてみてすっごく楽しかったし、 みんなともっと頑張りたいって思った!」 この言葉は嘘じゃなくて、心からそう思ってる。