「それはもう過去なんですからいいんです。
ただ、結愛先輩はもうStar Tearのメンバーなんですから、
これからいっぱいバンドのこと含めて俺たちのこと知ってもらって
いっぱいキーボードを弾いて好きになってもらって楽しく俺たちと活動してもらえればそれで十分ですから」
そうだよね。
あたしはもうお手伝いじゃない。
みんなの切り替えが速かったように、わたしも速く切り替えてメンバーの一員として
少しでも速く遅れを取り戻さないと。
「うん!広夢くんありがとう!」
広夢くんはニコッと笑って、あんまり話してると湊に怒られるのでと言って戻って行った。

