わたしが体育館の前で タクトを 待ってると ユウカが走ってきて 「ミツキちゃん 今日彼氏と帰るから 先に行くね! また明日!」 と言って走り去った。 はやっ。 そういや大学生の彼氏 いたな~。 タクト大丈夫かな? しばらくすると タクトは 案の定落ち込んで歩いてきた。 「タクト‥」 と言うと チラッとこっちをみて また落ち込んだ。 「‥帰ろっ」 って言って いつものように 腕をつかんだ。 わたしは必死に 今日あった面白いことを 話した。 でも明らかに 聞いてないよね。