着終わった頃、空は夕暮れに包まれていた



「鞄は?」


「ぁ、此処です」



教室の隅っこに乱雑に置いてあった


あの3人が投げ捨てたんだろう



「行きましょうか?あの3人も、もう居ないと思うから

1人で帰れる?」



私達は教室から出て昇降口に向かった



「はい大丈夫です

鎖葉さんが側に居てくれたので」


「貴女、2年でしょう?」



ブレザーのバッチで学年の色が決められていた


2年は緑だ