私は通話ボタンを押した
「お迎えに上がりました」
私は男2人を横目に流した
「ありがとう
今から行くわ」
「はい」
私は電話を切り校門へ向かった
黒いベンツが停まっている
中から栗城が出てきて扉を開けた
私は車に乗った
栗城も再び車に乗りエンジンが掛かった
「どうでしたか?」
「大学と違って窮屈だし視線は浴びるし苦痛だわ」
「そうですか
高校は関係が狭くて深いですからね」
「高校は私には合わないわ
自由じゃないわ」
「あんず様は自由を好んでますからね
4ヶ月だけですからあっという間ですよ」
栗城はミラー越しに微笑んだ
車はマンションの駐車場に着いた

