「君ー!
名前、何て言うの?」



その男が走って私の前まで来た



「鎖葉あんず、です」


「あんずちゃん!可愛い名前だー!」





何処が…






「ねぇ!雄大!
この子見た事無いよねー?」


「そうだね」


「君、転校生?」


「えぇ」


「やっぱりー!
こんな可愛い子見た事無かったから」


「そう、ですか」



私がそう言った時、鞄の中から携帯が鳴った



「すいません電話が来たようなので失礼します」



私は軽く頭を下げ又、歩み始めた



「うん、またねー!」




















またね、て‥

もう会いたくない