憐哀-レンアイ-




中に居たのは白髪の50代位の男性と
30代位の若い男性がソファに座っていた



「さあ、どうぞ
座って」



私はソファに座った



「お初にお目に掛かります

私、鎖葉あんずと申します

どうぞ今日からお世話になり宜しくお願いいたします」


「これはご丁寧にどうも

私はこの学校、校長の吉野と言います
そして、こちらが貴女の担任になります萩原です」


「初めまして萩原です」



私は萩原先生に軽く会釈をした



「今から萩原が貴女のクラスに案内してくれますから付いていって下さい」



私は萩原先生と校長室を出た