憐哀-レンアイ-








「ねぇ栗城」


「何でしょう?」


「あの人達と私のスカートの長さが違うんだけど良いのかしら?」



他の人達はミニスカート並みにスカートが短いが、私のは膝の所に裾がある



「間違って居ないので大丈夫ですよ」



栗城はニッコリと微笑んだ



「そう‥」



私はスカートを見つめた



「あんず様、遅れますよ」


「そうね

じゃ行ってくるわね」


「いってらっしゃいませ、あんず様」



栗城は深々と頭を下げた



私は校舎に向かって歩き出した








今の私の服装は
白のカッターシャツに
黒いカーディガン、
そして赤のチェックのネクタイ、
紺のブレザー

スカートは紺のチェック

靴下は黒のハイソックス

髪の毛は2つ縛りにしてある


栗城が2つに縛れと言ったからだ


2つに縛っても何か1人でブツブツ言っていた


朝から可笑しい人だ




そんな事を思っていたら鞄の中から携帯が鳴った