「栗城」


「栗城じゃなくて良介って呼べよ」



栗城、いや良介は首筋に吸い付き跡を付けた



「良介」


「何?」








「お母様の事、忘れてる訳じゃないわよね?」


「…」






良介は押し黙り静かに私の上から退いた