「これなんか鎖葉さんに似合うと思って」
新島さんが手に取ったのはダイヤを使ったネックレスだった
「本当
素敵なネックレスですわ!」
「じゃあこれをプレゼントしますよ」
「え?宜しいんですか?」
「えぇ」
新島さんは微笑んだ
「今日はありがとうございました
お食事までご馳走になってしまって‥
ネックレスも素敵な物を頂きまして大事に使わせて貰いますわ」
「こちらこそ
鎖葉さんと食事出来て良かったよ」
「私もですわ」
「じゃあ、ごめんください」
「お気をつけてお帰りになられて下さいね」
「えぇ」
新島さんは車に乗り込みマンションから去っていった
私は車が見えなくなるまで見ていた

