「栗城」 「はい、何でしょうか」 栗城はミラー越しに私を見た 「貴男はお母様から聞かされているの?」 「はい、社長から、お聞きました」 「お父様から‥ この話は私にとって良い話なのかしら?」 「それは解りかねます」 「そう なら良いわ」 暫く車に乗り、着いた場所はクサリビルだった 「会いに行くの?」 「はい2人共、お待ちかねでございます」 「そう」 …