「(マーク、部屋出てってね)」
私はソファから立ち上がった
「(本当、あんずってお金を貰ったら冷たいよね)」
マークは荷物を持ちながら言った
「(貴男とは大学では友人、夜ではセフレ、それ以上でも無いのよ)」
「(じゃあ又大学で)」
「(えぇ)」
マークは部屋を出ていった
私は30万をしまい髪の毛を乾かした
今日はクシで髪を溶かしたまま何もしない
クローゼットから
黒いミニワンピースを着て
赤いタイツを履き少し化粧をし
肩掛けの小さい鞄に携帯と白い封筒と必要な物を入れ
玄関で黒いパンプスを履き部屋に鍵を掛け大学へ向かった

