車は私のマンションの前に着いた
私とマークは車から降り私を先頭にマンションの中に入った
｢(クサリハ様、おかえりなさいませ)｣
受付嬢２人が揃って言った
｢(ただいま
今日の夜食、２人分お願いするわ)｣
｢(かしこまりました
すぐご用意いたします)｣
｢(宜しく頼みますわ)｣
私はエレベーターに乗り込んだ
後ろからマークも乗り込んだ
｢(あんず)｣
｢(ん?)｣
私は最上階のボタンを押しエレベーターが動き出した
｢(俺、日本語話せるようになりたいんだ
教えてくれない?)｣
｢(どうしたのよ急に
世界共通語は英語なんだから余計な日本語とか覚えなくても大丈夫よ)｣
｢(そうかなぁ)｣
｢(それにマークは少し位話せるんだからそれぐらいが良いわよ)｣
｢(確かにそうだね)｣
マークは笑った
私も微笑んだ
ﾎﾟｰﾝｯ
エレベーターの扉が開いたので私とマークはエレベーターから降りた
私はかごバックから鍵を取り出し部屋の扉を開けた
｢(どうぞ)｣
｢(お邪魔します)｣
マークは先に部屋の中に入っていった
