マークとの会話は無く車の中は静かだった


その沈黙を破るかのように携帯が鳴った



「(あんずの?)」



私はかごバックから白い携帯を出した



「(私だ

ちょっと、ごめんなさい)」



私は通話ボタンを押した



「はい」


「あんずさん?」


「あら、お母様!ごきげんよう

何用でございますか?」


「あなた、この1ヶ月で2年生分の単位を取りなさい」


「どういう意味でございますの?」









「1ヶ月後、日本に帰ってらっしゃい」





「何故ですの?
又、何かのパーティーですか?」