憐哀-レンアイ-




「それよりデートしていたのでしょう?
良いの?」


「別に良いよ
デートなら何時でも出来る

それより、ひかるがお前と話したそうだったからな」


「仲が良い証拠だわ」











ポーンッ


最上階に着いたらしく扉が開いた



「もしかして最上階に住んでるんですか?」


「そうよ」



私達はエレベーターを降りた



「扉が一つしかねぇ」



私は鍵を出して鍵穴に入れた時に扉に挟まっている紙が目に入った


私は紙を取り目で追った










[(あんずへ
連絡してくれ

マーク)]














そう紙に英語で書いてあった



「英語の置き手紙?」



私はその手紙から目を離して鍵を回し扉を開けた



「友人からの手紙よ

さあ入って」


「お邪魔します」



2人はそう言って部屋に入った


私も後から続いて入った