数分後、一台の黒いベンツが停まった
中から栗城が出てきて扉を開けた
「お帰りなさいませ」
栗城は頭を下げながら言った
「ありがとう」
私は車に乗り込んだ
栗城は扉を閉め運転席に乗り込んだ
そして車は動き出した
暫くしてマンションの前に停車した
「僕は会社に行きますので」
「そう」
私は車から降りて自室へ向かった
部屋に入ったら着物を脱ぎ捨てシャワーを浴びた
シャワールームを出たら携帯が光っていた
携帯を開いたらメールが来ていた
お母様からだった
[呉羽様との結婚、進めておきますので心得て下さいね
貴女に拒否権は無いわ]
…
私は携帯を閉じソファに投げ捨てベッドに横倒れた

