憐哀-レンアイ-




「祐希晴様、此処には庭園がありますのよ

ご一緒に行きませんか?」


「喜んで」



私達も会場から出て庭園へ向かった



「あんずさんとお呼びしても宜しいですか?」


「えぇ、構いませんわ」


「僕の事も様を付けなくて良いですから」


「そうですか」







「あんずさんはご趣味とか有りますか?」


「趣味ですか?
それと言って趣味は有りませんのよ

祐希晴さんはお有りなのですか?」


「最近、ダーツにはまってまして」



祐希晴様の顔は嬉しそうだった


正直な人だ