憐哀-レンアイ-




校門の所に良介が立っているのが解る


良介を見ただけで自然に笑顔になった


私は良介の所に向かおうとしたその時



















「(あんずー!!)」



周りに居る人達も見てしまう程の声が聞こえた









その声の主はマークだった



「マーク?!何で?」



マークは走って私の所に来てそのまま抱き付いてきた


それから当たり前のように両頬にキスをした


当たり前のように周りは騒ぎだした



「(何でマークが此処に居るの?)」


「(驚いた?)」



マークはいたずらっ子のように笑った