「どうぞお客様、こちらにお座りになって待って下さい」



「ありがとうございます」



私は黒いソファに座った



「あの方は彼氏さんですか?」


「えぇ」


「格好良い方ですね」


「えぇ」










「今度、お茶でも飲みに行きません?
これ、俺の電話番号だから連絡して」



そう言って男性店員は白い紙に数字が書いてある紙を差し出してきた



「申し訳ありませんがお断りしますわ」