「あんずさん‥?」



私は横を見た



「あら、ひかる、
それに藤永君、来たのね

入りなさいよ」


「それよりお前、英語‥」


「あら聞いてたの?」


「凄いね、あんずさん!

親のどちらかが外国人なの?」


「違うわ

両親は純粋の日本人よ」



「じゃあ何で話せるの?」



「私、アメリカに留学してた事があるのよ」



「すげぇ」



「…」



ひかるは絶句しているようだ



「そんな事より入りなさい」


「あぁ」



藤永君はひかるの手を握って教室の扉を開けて入っていった


私も続いて教室に入り扉をしめた