憐哀-レンアイ-




「友達‥と私は言っているけれど
本当は友達というものがどういうものか良く解らないのよ」


「マジで言ってんの?」


「真面目よ私は

今まで友達というものが居なかったのよ」


「は?」


「え?」



2人共、驚いた顔をした



「私にとっては仲良くして貰っている知り合いって所よ」


「それ友達って言わないのか?」


「友達だなんて言ったら失礼よ」


「失礼ってどんだけ恐縮してんだよ

窮屈な関係じゃねぇか」


「あら高校よりは自由で良いわ

色々、干渉されてこないし」



「お前の言ってる事、良く解んねぇ」


「解んなくて良いわ

貴男達には関係の無い事柄だから


じゃあ私は教室に行くわ
又放課後にね」



私は教室に向かった