「ぁ、あんず
おはよ」
「おはよう
それで何をやっているの?」
「聞いてよ、あんず!
コイツが光輝君と楽しそうにしてたんだよ
何彼女ぶってんだよ!」
女は泣きそうな顔で私を見ている
これは、助けてという事なのだろうか
もう、ばれたのか‥
こういう時はあの男の言葉が一番だろ
「そうなの
でも真理、今より放課後の方が良いと思うわ
放課後なら皆、帰り出すから人に見つかりにくいしね」
「確かにあんずの言う通りよね
おい、放課後、三階の空教室に来いよ
来ねぇとタダじゃ置かないから!」
そう真理は怒鳴りその場から去っていった

