憐哀-レンアイ-




黒いベンツの中から栗城が出てきて後部座席を開けた


私は車に乗り込みマンションへ帰宅した










「あんず様、パーティーのご招待状が送られております」


「何処の?」


「どうぞ」



栗城は一通の手紙を私に渡した


そこにはシリアル・コンプバンクアップお誕生日会祝賀と書いてあった



「シリアル・コンプバンクアップ?」



聞いた事の無い名前だ



「何でもイタリアの大企業らしいのです

会社名はバンク


その会社のシリアル社長が日本が大好きらしく日本で誕生日会を開きたいと申したそうでこっちで開く事にしたそうです」