憐哀-レンアイ-




「私は貴男達の仲を邪魔しようとは思いませんわ

真理達が邪魔しても私は邪魔しません

友達だけれど恋人の中を壊そうとは思いません」



「お前‥」



男は驚いた顔をした



「でも、ばれるのも時間の問題ですわ」


「そう、だな‥」


「早く手を打った方が良いでしょうね

では私は失礼します」



私は昇降口を出て校門に向かった