憐哀-レンアイ-




「(何の音?)」



マークが聞いた



「(学校のチャイムよ)」


「(授業が始まったの?)」


「(後5分でね)」


「(残念

そっちは朝だもんね
じゃあね、あんず!)」


「(えぇ)」


「(日本に来る時はメールするから)」


「(えぇ)」



私は機械音を聞いてから電話を切り鞄の中に入れ教室へ向かった









教室に入ったら授業が始まるチャイムが丁度、鳴った


私は席についた



「おはよう、あんず」


「おはよう」


「今日、遅かったね」


「少し電話してたのよ」


「彼氏と?」


「違うわ

友人と、よ」


「そうなんだー」



里歩は前を向き直し
私は先生の話を耳で聞きながら今日も窓の外を見つめた