しばらく車に乗り一軒のアパートに着いた


二階建てで各階に4つずつ扉がある小さいアパートだ



「此処の二階の一番奥があたしの家なんだ」


「そう」


「じゃあ、ありがとうね、あんずちゃん、本当に」



静は頭を下げた



「どういたしまして」


「じゃあ今度の日曜日に!」


「えぇ」


「お兄さんもありがとうございました」



静は栗城にお礼を言った



「ぇ?ぁ、はい
さようなら」


「さようなら」



静は車から出て家に歩きだした








私と栗城はマンションへ向かった