「やあ」 「あら、新島さんじゃありません? お久し振りですわ」 「本当に」 男性は微笑んだ 「じゃあ」 「えぇ」 男性は人混みの中に入っていった 私はこのパーティー会場から出た 大きい扉の向こう側の廊下はとても静かだ 私はその廊下を進みエレベーター前に立ち止まりボタンを押した 今日はこのホテルで椎名ご令嬢のお誕生日パーティーがあった 私も椎名ご令嬢と同じ地位にある令嬢なので出席しなければならなかった しかし私は人混みとパーティーは苦手だ だから一時間程度、居たがそそくさと出てきたのだ