そんな私が見つけたもの。 アパートの傍にちょうど黄昏るのに丁度いい 陸橋があるじゃあないか。 さっそく私は目をつけて、階段を上り街を見渡した。 うわぁ、絶景。 あたり一面朱色に染まった街が目の前に広がる。 カラスが鳴いて、空に弧を描いた。 陽が落ちると、 一番星がきらりと光った。 白い月はぼんやりと浮かんでいる。 私はその景色を、 うっとりと撫でるように見つめた。 これぞ、生きていてよかった、と思う瞬間。 ああ、いい。 ちょっと泣きそうかも。 そんな時だった。