恵里は、美優に探りをいれるため、電話をかけた。



「もしもし、美優、ねえ今日テニスのほうはどうだった?」

「うん、まあまあかな・・・カッコイイ先輩いたし・・・・」

美優が答えた。


ってことは、美優は、同級生より先輩に興味あるんかな?


「そういえばIFCに来てた渡辺君と話したよ。」






「え~~~~~~なにぃ・・・・・・」恵里は心の中でめいっぱい叫んだ。






「そうなんだ。何話したの?美優」


「IFCにいたよね?って私が声をかけて、あの子もテニスは、友達の付き添いだったみたい。

IFCに強引に入れられた・・・って笑いながら言ってたよ。」


「へぇ~IFCに入るんだ。私も実は今日決めてきたんだ。」恵里が言った。

「そかそか、私はもう少し考えるかな・・・」


「そうだね。あっ、明日は、私は1限からだけど、美優2限からだよね?

明日は、先に大学行くね。」恵里が言った。


「りょぉかい。んじゃ、またね。」

「うん、バイバイ」恵里はそっと電話を切った。