10年後の約束

急に元気がなくなった恵里は、

帰宅後、あまりにも静かなので、お母さんが心配そうに、

声をかけてきた。



「恵里、なんかあったの?毎日あんな楽しそうにしてたのに・・・」



「・・・・・・」



恵里にはお母さんの声が一瞬聞こえなかった。

「あっ、なんでもない、なんでもない。


大丈夫だよ。大学ではIFCっていうサークル入るよ。」