10年後の約束

そこには、かなりの数の名前が書いてあった。


学部と名前、携帯番号、メアド・・・・・


私も書かないといけないけど・・・・哲也君の名前あるかな?


「先輩、めくってみてもよいですか?」

私は、束になったメモ帳を1ページ目から、めくってみた。




2ページ、3ページ~~~8ページ、9ページ・・・・





「あった!」私は心の中で叫んだ。


哲也君、尾西市なんだ・・・・



恵里は嬉しくてしかたがなかった。

ついでにメアド教えてくれ~~~って思ったけど、


さすがにそこまでは言えなかった・・・あたりまえか・・・・・



恵里は、そして、なんの迷いもなく、その場で自分の名前を記入した。