10年後の約束

そう哲也が言うと、

久美子は、10年間我慢していた涙があふれ出した。

とても美しい涙だった。

「ありがとう。」



哲也は、なんとその場で、久美子を、お姫様抱っこをし、

「愛してるよ。」そう言った。


さすがに久美子も顔が真っ赤になった。

でも、童心に帰ったように、嬉しくて、

哲也の頬にkissをした。