10年後の約束

哲也が180度見渡せる夜景を見ながら、酔いしれていると、

1台の車が止まった。


車から降りてきたのは、なんと、久美子だった。


「久美子さん!」

「哲也君!」


「来てくれたんだね・・・覚えていてくれたんだね・・・・」

「ええ、ずっと忘れられなかった・・・何度も自分の気持ち押し殺しても、ダメだった。

あなたが恵里と別れたから、じゃない。

別れてなくても、私はきっと今日ここに来たわ・・・・」