10年後の約束

「お母さんにこんな好きな人とられるなんて、思ってもいなかった・・・・」

恵里は涙を流しながら小声で言った。


「恵里、ごめんなさい。本当に偶然だったのよ。」


「もういい・・・・・」

恵里は静かにその場を立ち去った。

そして、外へ飛び出した。


「恵里、どこ行くの?もう10時よ。」

お母さんは、追いかける気力も失っていた。