10年後の約束

「もしもし・・・・・」

「もしもし・・・俺、ごめんなさい。そっち大丈夫?」

「大丈夫じゃないわ。めちゃくちゃよ。」恵里が答えた。

「あっ、恵里か・・・・」哲也が言った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


恵里は少し落ち着いてから話した。

「もうゲームはおしまいね。哲也は、お母さんを愛してるのよね?」


「恵里、ちゃんと会って話そう。お母さんにはもう会わないから。」


「わかった。」恵里は苦しかったが、今は「話す」しか手段はないと思った。


「じゃあ明日。」

「うん・・・・・・」


「あ、あとお母さんは悪くないから・・・・・悪いのは俺だから・・・」


それを聞いた瞬間、恵里は再び不快に感じ、黙って電話を切った。