10年後の約束

「とにかく、お母さんは、哲也君のことは子供みたいにかわいがってただけよ。

哲也君が息子みたいに思えただけだよ。」



もちろん、お母さんの本心は違った。

でも、それ以外のことは言えなかった。


「恵里、しっかりして、ごめんね・・・・・哲也君も恵里も誤解してるわ。」

するとお母さんは言った。


「恵里、今から哲也君に電話かけるから、聞いてて・・・・」

「えっ?なに?」


そういうと、お母さんは携帯を持ってきて、

恵里の目の前で哲也に電話をかけた。