「ありがとう。これからよろしく。」恵里は言った。

「あ~あ、よろしくな。」哲也は恵里の手を握りながら言った。



「あっ、やばい!バイト行かなきゃ・・・・

夜、メールするよ。またな。」

そう言って、哲也は走って帰って行った。



その場に残された恵里はしばらく余韻に浸っていた。

気付いたら、こんな教室の前のベンチで・・・・・

もっと場所選べばよかったかな・・・・・

と心の中で思いながら、満面の笑みになっていた。