10年後の約束

哲也はしばらく考えていた。


そして口を開いた。


「わかった。俺もここまで想ってれる人にそんな冷たくも出来ないし、

もともと俺も恵里ちゃんは好きだったから・・・・


俺から言うよ。

恵里ちゃん、まずは1か月付き合って下さい。」




恵里は嬉しくて、ポロリと涙を流しながら、

大きく頷いた。


そんな恵里の頭を哲也は優しくなでなでしてくれた。